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インプラントは自然の歯に近い機能が期待できる優れた治療法です。そして適切なお手入れをすれば寿命も半永久的といわれています。様々なメリットがあるインプラントですが、今回は、”隣の歯へかける負担”について、他の治療法と比べてご紹介します。さて、どんな違いがあるのでしょうか?
その治療法、隣の歯の寿命は?!
◇ブリッジの場合・・・失ってしまった歯の両隣りの歯を削って土台を作り、橋渡しをするように人工の歯を入れる治療法です。この治療法では、たとえ健康な歯であっても、その両隣の歯を削ることになるので、「なるだけ自分の歯を残したい」と思う方にとっては少々辛い選択肢となります。使用につれて支えとなっている歯への負担も大きくなり、将来的にその歯を失う原因となることがありますので、選択する場合はそのあたりのことも考慮して決めましょう。
◇部分入れ歯・・・部分入れ歯は、人工歯のついた床を乗せて、残った歯にクラスブと呼ばれるバネをかけて安定させる治療法です。バネをかける歯を少し削るだけですむので、ブリッジの場合より健康な歯まで削るストレスは少ないと言えます。しかし、バネによる隣の歯へかかる負担が大きいことや、食べ物が挟まって口の中が不衛生になりやすいことから、隣の歯の寿命も短くなりがち。でも、取り外しができるので掃除がしやすいともいえます。
◇インプラント・・・インプラントは欠損した歯があった場所にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。よって、健康な歯を削ったりバネをかけたりという負担がないのが、この治療法の大きなメリットです。「隣の歯を削りたくない、隣の歯の寿命も伸ばしたい」と思う方にとって最善の治療法でしょう。
今回のテーマ”隣の歯へかける負担”で比べるとインプラントに軍配が上がるようですが、ぜひ色々な面で検討して、自分に最適な治療法を見つけて下さいね。
さて、次回は「見た目と噛み心地」で治療法を比較します。