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先日、プレジデントという雑誌を読んでいたら、面白い記事が掲載されていたので、ご紹介します。
シニア1000人調査で判明 「リタイア前にやるべきだった・・・」後悔トップ20
年をとって自分の人生を振返ったとき、後悔することは少ない方がいい。そのためには今できることを精一杯やるしかないが、いざその年齢にならなければわからないこともきっとあるだろう。
そこで本誌では、五五歳から七四歳の男女1000人を対象に「今、何を後悔していますか?」と尋ねるアンケートを実施した。
このような書き出しで始まるこの記事。
人生の諸先輩方が一体どのようなことを悔やんでいるのか。それを知ることで、確かに同じ轍を踏まないための良い知恵となりそうです。
記事の中には、もっと恋愛をしておけばよかったとか、浮気をしておけば良かったとか、お金を貯めておけば良かったとかありますが、なんと健康第一位は、歯に関することで、「歯の定期検診を受ければ良かった」ということでした。
●後悔することの多いこと。
【健康】
①歯の定期検診を受ければ良かった
②スポーツなどで体を鍛えればよかった
③日頃からよく歩けば良かった
当然の事かもしれませんが、もっとリアイア後のことを考えて、事前に準備をしておけば良かったという回答が目立ちました。やはり、現役時代だけでなく、リタイア後も含めて人生が充実するように準備をしておくことは重要と言えそうです。
読んでいて面白かったところなのですが、50代と70代以上では、傾向が明確な差が表れます。例えば健康。
50代では、体を鍛えておけば良かったとか、肌の手入れなど、健康というよりも美容に関することが多いとのこと。50代といえば、定年前で職場などで現役での活躍が期待されるご年齢。容貌を気にされる方が多いのも、当たり前かも知れませんね。
一方、70代以上の方の後悔の内容は完全に健康に関するものが上位を占めるようになるとのこと。
特に一番多いのは「歯」に対する後悔。歯の治療は保険の適用外になるものも多く、また食の楽しみも半減してしまうため、もっと大事にしておけば良かったと思われる方が多いようです。
お金については、貯金をもっとしておけばというものが一番多かったのですが、「心置きなく色々な体験をしたかった」という類いの悔いもちらほらと。
消費と貯蓄(投資)のバランスをどう取るのかは、個人個人の考えもあり一概にいえません。しかし将来の収支の見通しを立て、その上で自分の優先したいことは何かを、きちんと洗い出し自覚することで、消費にしても貯蓄(投資)にしても納得のいく形でできるのではないかと思います。
人間関係の後悔で、「親とよく話しをすればよかった」が上位にきているのも印象深いですね。
一昨年のことですが、親が死ぬまでにしたい55のことという本がヒットしました。この本は冒頭、(別居を前提とした場合)親と過ごせる日数は、そう多くは無いという現実を直視しましょうという、というところから始まります。
親子関係に限らず、残り時間を意識することは、とても大事なことかもしれません。
歯の継続ケアは、インプラントを入れられている患者様も含めて、本当に大切なんですね。